女性の股関節痛の治し方|歩くと足の付け根が痛む人へ | くまさんの整骨院

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女性の股関節痛の治し方|歩くと足の付け根が痛む人へ

女性の股関節痛はなぜ長引く?歩き方より先に見直したいこと

「歩き方が悪いから股関節が痛いんでしょうか?」

「筋力が落ちているから、もっと歩いた方がいいですか?」

「このまま歩けなくなって、将来は手術になるのでしょうか?」

股関節が痛くなると、多くの方が歩き方を直そうとします。

結論から言うと、女性の股関節痛が長引く原因は「歩き方」より、痛い側をかばって脚の内側を固め、反対側の脚だけで家事を続けていることにある場合が多いです。

歩き始めや歩行中の股関節痛そのものについては「股関節が歩くと痛い|歩き始め・歩行中に痛む原因と対処法」で詳しく解説しています。

つま先を真っ直ぐにする。左右同じ歩幅にする。背筋を伸ばして歩く。痛くても筋力が落ちないように歩く。

しかし、股関節が痛い状態で無理に歩き方だけを変えても、なかなかよくならない方がいます。

特に女性は、股関節が痛くても家事や買い物を休めません。

痛い側をかばいながら台所に立つ。洗濯物を運ぶ。買い物袋を持つ。家族の予定に合わせて外出する。

「今日は股関節が痛いから、何もしないで休もう」

これができる女性は、あまり多くありません。

私が21年間の臨床で見てきた女性の股関節痛には、男性とは少し違う特徴があります。

もちろん、女性全員に当てはまるわけではありません。年齢、体格、性格、仕事、生活環境によっても違います。

今回は、歩き方を直す前に見直してほしい、女性の股関節痛についてお伝えします。

現場で見た女性の股関節痛の特徴

私が診てきた女性の股関節痛では、次のような方が多くいらっしゃいます。

  1. 痛くても家事や買い物を休まない

  2. 痛い側へ体重を乗せないように立っている

  3. 脚を閉じ、股関節の内側へ力を入れている

  4. 痛くない側の脚ばかり使っている

  5. 「歩けなくなったらどうしよう」と股関節を常に気にしている

  6. 筋力が落ちるのを心配して、痛くても歩き続ける

股関節が痛いと、歩いている時だけでなく、立っている時や座っている時にも体は痛みを避けます。

台所では、いつも同じ脚へ体重を乗せる。

椅子では、痛い側のお尻を少し浮かせる。

立ち上がる時は、痛い脚を前へ出し、反対側の脚だけで踏ん張る。

一回だけなら大きな問題に見えません。

しかし、立つ、座る、歩くという動作は、毎日何十回、何百回と繰り返します。

一度の施術で股関節が少し楽になっても、家に帰って同じかばい方を繰り返せば、また痛みが戻ってくることがあります。

女性の股関節痛では、痛む場所だけでなく、日常生活でどちらの脚を使い、どこへ体重を逃がしているのかを見る必要があります。

女性は股関節を開くより、内側へ固めている人が多い

これは女性全体の話ではなく、私が実際に診てきた股関節痛の女性に多かった傾向です。

股関節が痛い方は、脚を開いているように見えても、股関節の内側へ強く力を入れていることがあります。

膝同士を近づける。

内股気味に立つ。

足先だけ外へ向けながら、太ももの内側には力が入っている。

痛い脚がグラグラしないように、股関節を内側から固めているのです。

体としては、痛い股関節を守ろうとしています。

しかし、内側へ力を入れたまま歩けば、股関節は自由に動けません。

脚を前へ出す時も、後ろへ残す時も、骨盤ごと動かしたり、腰を反らせたりして代わりに動こうとします。

その状態で「歩き方を真っ直ぐにしましょう」と言われても、さらに力が入るだけです。

また、股関節が硬いからといって、いきなり脚を大きく開くストレッチをするのも注意が必要です。

内側へ固めて守っている体を、外から無理に開けば、股関節の前や内側へ痛みが出ることがあります。

必要なのは、何センチ脚が開くかではありません。

力を抜いた時に股関節を動かせるか。

片脚へ体重を乗せた時に、怖がらず支えられるか。

歩く時に股関節が前後へ動くか。

このような動きの方が大切です。

痛い側をかばって、反対側の股関節まで痛くなる

「最初は右の股関節だけだったのに、最近は左も痛くなってきました」

股関節痛では、このような相談もあります。

右の股関節が痛ければ、無意識に左脚へ体重を逃がします。

台所では左脚で立つ。

椅子から立つ時も左脚で踏ん張る。

階段も左脚から上る。

歩く時も右脚へ乗る時間を短くして、すぐ左脚を着く。

右を休ませているように見えますが、今度は左の股関節が働き続けます。

右の股関節をかばって、左の腰、左膝、左股関節まで痛くなることもあります。

そこで左も痛いからと両側を同じようにマッサージしても、なぜ左側へ負担が集まったのかを変えなければ、同じ使い方が続きます。

だからといって、痛い右脚へ無理やり体重を乗せるのも違います。

痛みの強さを確認しながら、右へどのくらいなら乗せられるのかを見る。

少し乗せても痛みが増えないなら、その範囲から徐々に使う。

痛みが強くなるなら、まだ乗せ方や動かし方を変える必要があります。

左右均等にすることが最初の目標ではありません。

痛い側を完全に使わない状態と、反対側だけで頑張り続ける状態を減らしていくことが大切です。

股関節痛の女性に、まずやめてもらいたい3つの動作

1.痛いのに歩数だけ増やす

股関節が痛いと、「筋力を落としたらいけない」「歩けなくなったら困る」と考えて、無理に歩く方がいます。

しかし、歩いた後に痛みが強くなり、翌朝も脚を着きにくいのであれば、今の歩く量が体に合っていない可能性があります。

痛くても毎日5000歩、1万歩と決める必要はありません。

大切なのは歩数ではなく、歩いた後にどうなったかです。

10分歩いて痛みが増えるなら、痛くなるまで歩き続けず、その手前で一度休む。

少し休んで落ち着いたら、また短い距離を歩く。

一度に長く歩くより、痛みが増えない範囲に分けた方がよい場合もあります。

2.立つたびに同じ脚へ体重を逃がす

料理中、歯磨き中、電車を待っている時など、いつも痛くない側の脚だけで立っていませんか?

片足重心そのものが、すべて悪いわけではありません。

人は立っている時、左右へ体重を移動させます。

問題なのは、痛い側をまったく使わず、毎回同じ脚へ逃げ続けることです。

まずは、自分がどちらの脚で立っているか確認してください。

いきなり真ん中へ戻そうとせず、痛みが出ない範囲で少しだけ反対側へ体重を移してみます。

痛みが増えるなら無理をしないでください。

左右を同じに見せることではなく、どの位置なら力まずに立てるかを探します。

3.痛い股関節を無理に開く

股関節が硬いと言われると、開脚、あぐら、お尻のストレッチを頑張る方がいます。

しかし、股関節の前や内側が痛い状態で、強く脚を開けば悪化することがあります。

「痛いけれど伸びているから効いている」と我慢しないでください。

ストレッチをした後に、

  • 歩き始めが痛くなる

  • 股関節の前が詰まる

  • 夜にうずく

  • 翌朝、脚を着きにくい

  • 痛みの範囲が広がる

このような変化があれば、現在の体には合っていない可能性があります。

股関節は、柔らかくすれば必ず治るわけではありません。

まずは、力を入れずに動かせる範囲を確認することが大切です。

「このまま歩けなくなるのでは」という不安で体はさらに固くなる

股関節が痛くなると、

「変形しているのではないか」

「このまま歩けなくなるのではないか」

「いずれ手術になるのではないか」

と不安になる方がいます。

不安になるのは当然です。

歩くたびに股関節が痛ければ、次の一歩を出すのも怖くなります。

しかし、痛みを確認しながら恐る恐る歩いていると、腰、お尻、太もも、足先まで力が入ります。

体を固めて歩く。

歩幅が小さくなる。

痛い側へ乗る時間が短くなる。

つま先を外へ向けて逃げる。

その結果、股関節をさらに使わなくなります。

「気にしないで歩いてください」という意味ではありません。

痛みを我慢する必要もありません。

大切なのは、痛みが出る動作と、痛みが出ない動作を分けることです。

立ち上がり方を少し変えたら楽だった。

歩幅を狭くしたら痛みが減った。

一度に歩く時間を短くしたら、翌朝が楽だった。

このような小さな違いを見つけると、「何をしても痛い」という恐怖が少しずつ減っていきます。

股関節痛の女性へ|家族より先に自分の体を休ませてください

股関節が痛くても、家族の食事を作る。

買い物へ行く。

洗濯物を運ぶ。

家族の予定に合わせて外出する。

痛いからといって、全部をやめられないことは分かります。

それでも、せめて股関節が強く痛む時くらい、ご自身の体を先に考えてください。

料理を一度に全部作らない。

買い物袋を片側だけで持たない。

掃除と洗濯を同じ時間に済ませない。

立ち続けず、途中で座る。

家族に頼めることは頼む。

何日も寝たままでいるという話ではありません。

普段どおりに全部やろうとしないことです。

股関節痛は、施術を受けている時間だけで決まるわけではありません。

施術後にどのように立ち、どのくらい歩き、家でどのように過ごすかも関係します。

「自分が休むと家のことが回らない」と頑張っている方ほど、痛みを我慢しすぎる前に体の使い方を見直してください。

すぐに整形外科で確認した方がよい股関節痛

股関節周辺の痛みが、すべて筋肉や体の使い方によるものとは限りません。

次のような症状がある場合は、セルフケアだけで判断せず、整形外科などの医療機関を受診してください。

  • 転倒した後から強い痛みが出た

  • 痛くて脚を着くことができない

  • 安静にしていても強く痛む

  • 夜中に何度も目が覚めるほど痛む

  • 股関節周辺が赤く腫れている

  • 発熱や強い体調不良を伴っている

  • 急に脚へ力が入らなくなった

  • 日ごとに症状が悪化している

原因が分からない場合も、一度医療機関で状態を確認することが大切です。

まとめ|女性の股関節痛は、股関節だけを見てもよくならない

女性の股関節痛は、痛い場所だけを施術してもよくならないことがあります。

痛くても家事や買い物を休まない。

股関節がグラグラしないように、脚の内側へ力を入れる。

痛い側をかばって、反対側の脚だけで頑張る。

歩けなくなるのが怖くて、痛みを我慢しながら歩き続ける。

こうした毎日の積み重ねが、股関節痛を長引かせていることがあります。

必要なのは、いきなり綺麗な歩き方を作ることではありません。

まずは、

  • どちらの脚へ体重を逃がしているのか

  • どの動作で股関節を固めているのか

  • どのくらい歩くと痛みが増えるのか

  • どんな立ち方なら少し楽なのか

これを確認することです。

股関節痛の治し方は全員同じではありません。

股関節の状態だけでなく、立ち上がり、歩き方、家事、仕事、休む時間まで見ながら、その人に合った方法を探す必要があります。

「このまま歩けなくなったらどうしよう」と不安を抱えながら、痛みを我慢している方は、悪化するまで頑張りすぎないでください。

女性の股関節痛でお困りの方は、蕨市のくまさんの整骨院へご相談ください。

あわせて「女性の腰痛の治し方|痛くても休めない人ほど長引く理由」「女性の坐骨神経痛の治し方」もご覧ください。

初回は2,980円です。完全予約制のため、お電話(048-430-7197)またはLINEからご予約ください。JR蕨駅東口から徒歩7分です。

くまさんの整骨院 柔道整復師免許

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金子 太樹
【保有資格・実績】 ・厚生労働大臣認定 柔道整復師(国家資格) ・臨床経験21年以上 / 延べ20万人以上の施術実績 重症症状(片麻痺、脊柱管狭窄症、坐骨神経痛など)を専門とし、他の整体院や保険診療では得られない価値を提供することに情熱を注いでいます。患者様が「この先歩けなくなるかも?」という不安から解放され、一歩ずつ回復へ向かえるよう、正しい努力の仕方をサポートしています。

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