片麻痺歩行訓練の成果がでない
歩行訓練の成果がでない。という事で三重県の方からお問い合わせいただきました。
歩こうとすると麻痺足のつま先がひっかかる。
片麻痺の麻痺足も膝が伸びきってしまう。
反張膝もあるということでした。
片麻痺の自主トレはかなりやっている感じに受けました
リハビリは受けているそうでとにかく歩けと言われて歩いてはいるが腰が痛くなるという事でした。
目次
片麻痺の麻痺足がつっぱるのは?
そもそも歩行という動作は足だけで歩くものではありません。
足が前に出にくいから一生懸命に力を入れて前に出そうとすると余計に前に出ません。
確かに沢山歩くのは重要なのですがどこを意識するかで変わってきます。
1つブログでお伝え出来るには足をあげようとすると余計に力が入ります。
足の裏を地面に着く、足を下げる意識だと足が少し動きやすくなると思います。
片麻痺自主トレをいつも通りに行わないという事にはこういう腰に手を当てて歩行をしても良いと思います
片麻痺の反張膝の原因は?
片麻痺の反張膝の原因として、これは仕方ないのですが麻痺側のお尻が後ろに下がっています。
片麻痺の方は体を斜めにして歩くか方も多いので麻痺側が後ろに来ている方は足が前に出にくいし、反張膝になりやすいです。
上半身の左側が後ろに来ているのがわかります。
左足を前に出しているのでお尻の状態は右、左同じように見えますが、左のお尻が後ろにきています。
この状態になると反張膝になりやすいです。
反張膝の治し方
そもそも反張膝になるのもご自分の使い方の間違いが反張膝がおこしています。
これを簡単になんとかしようと思っても治らないし、ご自分の使い方を変えないと無理です。
当院のおすすめは左足を前に出そうとせずに、お尻を前に出す意識で行うという事です。
意識だけですべてが変わるかというと難しくストレッチも重要です
反張膝に有効なストレッチは?
片麻痺の方は出来る動作が人それぞれなので、お尻のストレッチは沢山やってもらった方がいいです。
簡単なもので言ったらこんなのもお尻のストレッチになります。
片麻痺の歩行訓練の成果が出ない理由は?
お問い合わせいただいた方はストレッチも沢山やっているそうです。
ストレッチの効果を出す為には
いつも通り歩かない!というのは重要な事です。
せっかくやっているストレッチを成果を出すためにいつも通り使っていたらなにも変わりません。
使い方が変わらない方ほど歩行に悩んでいる、成果が出ないと思う方が多いのは現場で見てて思います。
せっかく歩けるようになったというものはあるでしょうが思い切って使い方を変えた方が早いです。
目標は1mmを拘って片麻痺歩行訓練を行えるか?
いつもより麻痺足の分回しが1mmなくなれば体の負担も変わります。
この1mmを考えて出来るか?というのも歩行や片麻痺の生活水準をあげるために大切な事になります。
くまさんの整骨院では反射でもなんでもわずかな動きがでれば回復の可能性があると考えています。
片麻痺歩行訓練、どのように歩き方を変えるか?
どう変えるか?はここは素人の勉強している方でも難しいと思います。
反張膝にしてもつまずきにしても1mmここを変えていこう!というのは大事です。
良い状態になたらそれを癖づけるのが重要です。
可能であればそういうことを知っている方にお願いするのが早いと思います。
今までのくまさんの整骨院の傾向として片麻痺の方の歩行訓練は8か月くらいで『ご自身も変わってきた』と成果が感じられると思います。
著者名 金子太樹
著者プロフィール 蕨に開業して10年の柔道整復師