なぜ深部筋リリースとバイオメカニクスで重度坐骨神経痛が治らないのか? | くまさんの整骨院

News

お知らせ

なぜ深部筋リリースとバイオメカニクスで重度坐骨神経痛が治らないのか?

なぜ深部筋リリースやバイオメカニクスで重度の坐骨神経痛が治らないのか?

「筋トレはしたくない。でも、坐骨神経痛を治すには筋トレをしなければいけないと言われている……」

「いろいろな施術を受けてきたけれど、治らないんです」

なぜ、深部筋リリースやバイオメカニクスの知識だけでは、重度の坐骨神経痛が改善しないのでしょうか。

「なぜ、こんなに頑張って通っているのに治らないんだろう?」

「このまま一生、歩けなくなってしまうんじゃないか……」

そうやって、絶望的な不安を抱えていませんか?

結論からはっきり言います。教科書通りの深部筋リリースや、バイオメカニクスの理論だけで、重度の坐骨神経痛を改善するのは困難です。

なぜなら、理論だけでは、その人の歩き方や姿勢、年齢、体型、症状の経過まで考慮できないからです。

こんにちは。埼玉県蕨市で重症専門の整骨院を営む、くまさん(金子)です。

私自身、過去に後縦靭帯骨化症と黄色靭帯骨化症の診断を受け、ある日突然、激痛で歩けなくなりました。夜中に叫ぶほどの痛みで救急車で運ばれ、杖をつかなければ一歩も前に進めない経験をしています。

歩行不能から回復した経験と、臨床歴21年以上の現場で見てきたことをもとに、なぜ深部筋リリースやバイオメカニクスだけで重度の坐骨神経痛が改善しにくいのか、そして回復に向けて何を考えるべきかをお話しします。

深部筋リリースだけで重度の坐骨神経痛が改善しにくい理由

1. 痛んでいる筋肉は、原因ではなく結果かもしれないから

整体や整骨院でよく聞く「深部筋リリース」。大腰筋や梨状筋など、体の奥にある筋肉を緩めれば坐骨神経痛が改善すると説明されることがあります。

しかし、痛みや硬さが出ている筋肉だけを緩めても、普段の立ち方・座り方・歩き方が変わらなければ、同じ場所に負担がかかり続けます。

痛んでいる筋肉は、負担を受けた結果として硬くなっているだけで、痛みの根本原因ではない場合があります。

体の使い方の癖が捻じりを作り、どこかに負担がかかります。

2. バイオメカニクスは地図であり、運転技術そのものではないから

治療院で「バイオメカニクス的に、この関節の角度が正しい」「この歩き方が正解」と言われたことはありませんか?

バイオメカニクスは、体の動きや力のかかり方を考えるうえで重要な知識です。ただし、理論だけで、すべての人に同じ動作を当てはめられるわけではありません。

年齢、体型、筋力、関節の動き、痛みの程度、長年の生活習慣によって、必要な動きは変わります。

例えば「前かがみは姿勢が悪いから、背筋を伸ばして胸を張りましょう」と言われても、もともと反り腰の人がさらに胸を張れば、腰に負担が増えることがあります。

理論はあくまで地図です。
しかも合っているかもわからない地図です。

私の体感した事しては理論が極端すぎます。体は前屈も後屈もできます。
なぜ前屈みが悪なのでしょうか?

3. 重度の症状でも、段階的な負荷が必要になることがあるから

「重度の坐骨神経痛だから、できるだけ安静にしている」

「筋トレは痛くてできないので、揉んでもらうだけにしている」

これは、長く症状に悩んでいる方からよく聞く言葉です。

もちろん、炎症が強く、寝返りもできない急性期に無理な運動をするのは適切ではありません。

一方で、何か月も何年も痛みが変わらない場合は、症状を確認しながら、少しずつ体を動かすことや、負荷をかけることが必要になる場合があります。

ここでいう負荷は、重いバーベルを持ち上げることではありません。

  • 痛む側の足に、無理のない範囲で体重を乗せる
  • 小さくなっていた動作を、少しずつ大きくする
  • 痛みや不安を確認しながら、動作の量や速さを調整する

私自身、難病で歩けなくなったとき、激痛の中でストレッチを行い、少しずつ足に体重をかける練習を繰り返しました。ただし、症状によって適切な負荷は異なります。自己判断で無理をせず、必要に応じて医療機関に相談してください。

重度の坐骨神経痛で医療機関を受診した方がよい症状

体の使い方を見直すことは大切ですが、整体やセルフケアの前に、医療機関で検査を受けた方がよい症状もあります。

次のような症状がある場合は、自己判断で様子を見ず、整形外科などの医療機関を受診してください。

  • 排尿・排便の異常:尿や便が出にくい、漏れてしまうなどの症状
  • 急激な感覚麻痺や脱力:つま先や踵が上がらない、足に力が入らないなどの症状
  • 発熱や強い倦怠感を伴う痛み:安静にしていても痛みが治まらない場合
  • 転倒や強い衝突の後に歩けなくなった:骨折などの可能性がある場合
  • 安静にしていても激痛が続く、原因不明の体重減少がある:内科疾患などの可能性もある場合

危険なサインがない場合でも、痛みやしびれが続くなら、まず原因を確認することが大切です。

重度の坐骨神経痛は、体の状態に合わせた段階的な対応が必要

激痛が続くと、「このまま一生歩けなくなるのでは」と不安になりますよね。

重度の症状は、1回や2回の施術で急に消えるとは限りません。体の状態を確認しながら、動作や負荷を少しずつ調整していく必要があります。

回復への道は一直線ではありません。それでも、「昨日より少し痛くない時間があった」「ほんの少し足に体重を乗せられた」という小さな変化を積み重ねることが、回復につながる場合があります。

病名や教科書通りの理論だけに振り回されず、自分の体の状態を確認しながら、回復に向けた方法を考えていきましょう。

関連記事:腰椎椎間板ヘルニアで長時間座れない症例

腰痛 割引

LINEお問合せ

くまさんの整骨院 柔道整復師免許

author avatar
金子 太樹
【保有資格・実績】 ・厚生労働大臣認定 柔道整復師(国家資格) ・臨床経験21年以上 / 延べ20万人以上の施術実績 重症症状(片麻痺、脊柱管狭窄症、坐骨神経痛など)を専門とし、他の整体院や保険診療では得られない価値を提供することに情熱を注いでいます。患者様が「この先歩けなくなるかも?」という不安から解放され、一歩ずつ回復へ向かえるよう、正しい努力の仕方をサポートしています。