往診日記 右麻痺の方の往診
脳出血後遺症、右麻痺60代男性。
最初は9月にご来院頂きました。
なにみてご来院頂きましたか?とお伺いした所
奥様から娘がYoutubeをみて面白い所があるよと言われたそうです。
ついついくまさんそれ一番の誉め言葉です。ありがとうございます。と言ってしまいました。
目次
脳出血後遺症の方の症状は?
奥様がと言いましたが高次機能障害があります。
右手右足が不自由です。
右肩は亜脱臼があり痛みがあります。
私は元の職業を教えて頂いたいたので一番使っていたものが使えなくて無念だろうなあ~なんとか回復したいと思いました。
脳出血の片麻痺の方の通院ペースは?
遠方の為に月1回か2回が限界です。
その為に月に1回は私が往診にいっています。

これで月2回、当院ご来院の時には麻痺手を行い、ご自宅にお伺いした時には歩行訓練的に行っています。
もちろん来ていただくのはリハビリになって良いですが、実際皆様の人生がかかっていますので出来る限り私も頑張ります。
治療院でのが出来る事が多いですが、動画を見て頂いた方はしっかり歩けている様子をみていると思いますので、実際の歩行訓練は装具を外して歩く、杖を外して歩くという練習をしています。
初回に歩行を見させて頂いた感想
凄いの一言。
実はこの方は脳卒中だけではありません。
リハビリ病院退院後はご自分で納得できる歩行ができていた。
しかしその後に手術をしてから長い時間が歩けなくなった。ということでした。
この方の歩行を見た感想
Q.『リハビリ病院で一番練習してましたか?』
A.一番ではなかったと思います。
Q.理学療法士の良い先生いました?
A.一人いました。
独学だけでは無理だし、今の年齢を考えると素直に受け入れてコツコツ練習出来ない人が多いと思いますが、しっかり目標もって練習してきた成果がみてとれます。
1つだけ懸念がありました。
右股関節が内旋して骨盤が前方に、更に歩行時に体が右に曲がります。
『これを治すと分回しになる可能性があります。』
でもそこからまたさらに良くなります。
これは私が歩けない時に経験してきた事で、新しい歩きになれると昔より動けます。
最初の数回は肩を中心にした施術
肩の痛みを常に訴えていました。
みてみると『あーこれは亜脱臼だね』とすぐにわかる状態でした。
1月頃には10あった痛みが3になっています。
月に1回はご自宅にお伺いして歩行トレーニング。
初回から装具なしの練習
ご来院頂いた時に歩行を拝見して、装具も杖もいらないと私的には判断させて頂いたのでお伺いした時も杖なし歩行、装具なし歩行の練習をしました。
杖も装具も使って努力で作り上げてきたのでどちらかないと一気にバランスが崩れます。
加えてお一人では外に出ないという自信のない状態でした。
これは皆さんよくお伺いしますが、1人で何かあったら大変だからというのが行動にブレーキをかけます。
11月の家族旅行で大きな変化の兆し
11月にご自宅お伺いした時に、高次機能障害に悩むご本人が家族旅行に行ってきてカラオケ歌ったら歌えるんです。
びっくりしました。と言っていました。
必死に毎日自主トレしているのでまさに『楽しい事をいれてほしいな』と思っていましたので丁度良かったです。
しかしご自身の自主トレでは装具や杖は外していないといっていました。
最初にお話しはご本人にしましたが○○さんは必至の努力で歩行を良くした経緯があります。
手術後に歩けなくなった、疲れやすいと言ってましたが、今までにやってきた事で結果がでているし成功体験になっているのでそれを行うだけです。
週二回のデイサービスで歩いているといっていたので、週二回7000歩から1万歩目指しましょうと。
12月のご来院で感じた事
どうですか?歩いて疲れますか?
少し良くなってきたと思います。と言っていました。
自己評価の厳しい方なので、良い傾向だと思いました。
ご来院の時はおもに麻痺手の指を伸ばす事をおこなっています。
2月の歩行訓練
つい最近の2月5日のお話です。
ご自宅にお伺いしました。
時間がギリギリだったのでご自宅の前で待っていて、じゃあ歩きにいきましょうか?
歩いてもらっている時に、装具なし歩行やっています?と聞いたら今装具していません。
『え?きれいな歩行になっていますけど・・・』
毎日短い時間だけど装具なしで歩いているんです。
本当に、タイミング次第で、僕がいくら言ってもやってもらえないことはたくさんあります。
でもタイミングが合えば、皆さんやっていただけます。だから「別に無理にやれ」ってことじゃないです、とお伝えしています。。
勉強したくない時に親が子供に勉強しろといってもやらない子もいるでしょうし嫌々やって成果がでない子もいると思います。
今回はタイミングあったんだと思います。
くまさん的にはなんの問題もなく杖も装具もなくして歩行練習して頂いて良いのですが、自信がなかったり不安だったりと色々とあると思います。
今回の動画で伝えたいこと
やる事は精一杯やっていらっしゃるので、もっともっと自信もってやっていきましょうといつも伝えています(笑)
新しい事に取り組む勇気
新しい事に取り組んで出来た自信
そしてやり方と考え方
この4つは重要だと私は思っています。
いつまでも不安に思っていても良くならないし、回復を遅らせます。
いつも同じ使い方ばかりしていたら成長はありません。
リハビリの方法は沢山でています。
でも皆さんに当てはまるとは限りません。
それはやり方と考え方(意識)ただやれば良いというだけではどんな自主練でも回復しないかもしれません。
この方のように1歩勇気を出して毎日装具なし歩行をしただけで初回にあった内反はなくなっているし分回しもなくなっていました。
後ろ歩きをした事ない人が後ろ歩きをするまで怖いと思います。
後ろ歩きしてみたら喜びや出来るんだ!という喜びが体を回復させます。
前歩きにこれを応用できないかな?と考えると、新しい歩き方を実践します。
それをいつもの自主トレに組み入れるには?と色々とアイディアが浮かんできます。
もちろん全く動けない方もいますが、本当にみなさんは症状固定なのでしょうか?と私は思います。
諦めたくない方くまさんの整骨院をご利用ください。
今回の方のように『装具なし歩行』できるようになりますか?と聞かれたら『皆様の努力次第です。』簡単ではありません。

Q1:脳出血後遺症・右片麻痺の場合、どんな症状が出やすいですか?
A: 症状は人により違いますが、右手右足の動かしにくさに加えて、高次機能障害(注意・記憶・段取りなど)を伴うことがあります。また、麻痺側の肩に亜脱臼が起こり、痛みで日常動作やリハビリが進みにくいケースもあります。
Q2:遠方で頻繁に通えない場合、リハビリはどう続けるのが現実的ですか?
A: 通院が月1〜2回の方は、**通院(施術・麻痺手のケア)+往診(歩行訓練)**の組み合わせが現実的です。治療院ではできることが多く、自宅・屋外では生活場面に近い歩行練習ができます。限られた回数でも「目的を分ける」と効果が出やすいです。
Q3:装具なし・杖なし歩行は、いつから挑戦していいですか?
A: 目安は「安全が確保できる環境で、段階的に」です。装具や杖は努力で作り上げた安定なので、外すと一時的にバランスが崩れやすいです。だからこそ、無理に外すのではなく“タイミングが合った時”に短時間から始め、成功体験を積みながら進めるのが大切です。不安が強い方は必ず見守りや専門家の評価のもとで行いましょう。
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くまさんの整骨院 院長 金子 太樹
柔道整復師歴21年
自身の歩けなくなった経験を元に、地域医療とリハビリ専門の整骨院として、重症の慢性痛や片麻痺などのリハビリに特化しています。
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