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やり方と努力で克服する片麻痺リハビリ
半年以上たったら回復しない、もう1年経ったからこれ以上回復は無理。あきらめていませんか?
今回は片麻痺歴3年の方の装具なし杖なし歩行訓練。片麻痺歴34年目の方の部屋歩きでの方向転換。私が経験した前かがみじゃないと歩けませんの解説を行っています。
※このブログは、
「楽に治したい方」「1回で変わりたい方」には向いていません。
・年数が経っても本気で歩きを変えたい
・自分の体と向き合う覚悟がある
・日常の癖も含めて直すつもりがある
こういう方だけ、続きを読んでください。
杖なし装具なし歩行訓練
今回は私のアディダスのひも靴を履いてチャレンジして頂きました。
杖なし、装具なし歩行訓練は緊張するようで出だしに力が入っています。
階段での失敗と劇的な変化
途中低い階段がありましたので装具なしで階段の練習も行いました。
最初は左足だけで一段ずつのぼるような感じでした。
これは慣れの問題で練習すればやれそうだからやってみようとお伝えして再度チャレンジ
『右足が伸びない感じ』と言っていましたので3回目のチャレンジでなぜ右足が伸びないかをみてみました。
装具なし歩行の緊張から最初から体ののけ反りが凄かったので、のけ反りが原因で足が伸びないのでは?という事で4回目チャレンジ。
右、左、右、左とある程度上手くのぼれました。
今回の最初に階段をのぼれなかった原因は重心でした。
芝生(不整地)での検証
途中芝生での歩行は慣れてきたせいか良くなってきました。
意識的に左手を振って歩いているのは凄く良かったです。
芝生の上でも検証してみました。
- 前に体重をのせる
- 左足を意識的に前に
- 右足を前に
- 右足をまっすぐ
前に体重のせるのは歩行スピードがあがります。
左足を前に出す意識は一番良かったです。やはり右麻痺のイメージが左足の歩幅を小さくしています。
右足を前に出すと歩行がめちゃくちゃになっていました。
右をまっすぐ前に出すとバランスは良くなるが左足の歩幅はちいさくなるというものでした。
装具なしで歩きたい方は芝生の練習は有効かも?と思いました。
段差もあっさりとクリア
帰り道に段差がありましたがあっさりとクリアしていたのでビックリしました。
年数経っても回復するなぁといつも実感させられています。
今回の動画のホークスさんとも話しましたが装具なしで歩きたいのであれば早くから少しでも良いから練習した方が良いという結論です。
少しでもマンションのエントランスやベランダでも真っすぐな所で練習した方が早く対応できると思います。
皆さんご自宅では装具付けていない方が多いですから、真っすぐな所ならやりやすいと思います。

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部屋での歩行中の方向転換
2本目は、片麻痺歴34年のリーダーさんの「方向転換」です。 なぜこれを行ったかというと、「家の中での悪い癖」が、リハビリの妨げになっていると感じたからです。
家の中での生活での潜在意識の中で左足が麻痺していると感覚が強くなっているのでは?と思ったからです。
片麻痺の方の方向転換(振り向く)はちょっと癖があります。
この動きは回復をおくらせるなあと思うので今回おこなっていました。
リーダーさんは片麻痺歴34年ですが方向転換も良くできていると思います。
麻痺しているイメージが変な方向転換をする→実際はそこそこ左足も動く→ならば家でもちゃんと体を使って足に対する動かないイメージを払拭する。
家の中での癖のある歩き方は歩行練習したことを日常で悪い方に戻されているという認識で私はいます。
なのでいつでもどこでも似たような使い方、なるべく一般の方と変わらない使い方をしていただきたいと思います。
10月ごろに書道か?墨絵か?わかりませんがリーダーさんは壇上で表彰されたそうです。
そこで写真にとられて、色々な人にみられて麻痺手も麻痺足もなんとかしたいと思ってくれたそうです。
毎日の通勤で足をまっすぐ出す事を心がけて頂いたら凄く歩行が良くなっていました。
ひとから教えてもらうだけでは忘れてしまいます。だけど自分で日々実行してたら絶対に忘れません。
なにがきっかけになるかは人それぞれです。
腰が引けて前かがみでないと歩けません
コメントで頂いたのですが前かがみでないと歩けません。
これは私も経験していますし、実際の現場でこういった高齢者の方は数多く見えています。
腰が引けて前かがみでないとあるけないのは片麻痺のせいではない可能性が高いです。
それは私も経験しているからです。
私の場合は直角まで曲げないと歩けませんでした。
私の場合はとことこんやりましたが、まずやるとしたら真っすぐ立つのを癖づける。
日常でソファーやベッドには座らない。(腰が引ける姿勢になる)
短い感覚でストレッチをする。
ただコメント頂いた方がどのような状態か?わからないのでなんとも言えない所もありますが、まずは立ってしっかり歩いてみる。前かがみになったら立ってまた歩く。とその都度癖をなおしていく練習は大事です。
なんとなく惰性でそのまま歩いてしまってなおらない!と言っている方は非常に多いです。
お尻のストレッチをして歩いてみる2.3歩で前かがみなる→またお尻のストレッチはするという感じで色々な事を試して頂きたいと思います。
前側(お腹側の筋肉)の筋肉は縮んでいますし、後ろ側(背中側)は伸びきっています。途中反り腰で縮んでいるという悪循環になっていますので1つずつやるしかありません。
私の場合は両手が使えたので比較的高めの杖で体をおこして歩くようにしてました。
全部治るとかそういうことは言いませんが、努力で体は回復する!あるいは生活はやりやすくなるというのは私も体験していますので、何年たったから回復しないとか諦めることなく日々生活していただければと思います。
動画で話した脊柱管狭窄症、坐骨神経痛の方の事例
実際に脊柱管狭窄症、坐骨神経痛などの腰やお尻が痛い方もお尻を突き出して前かがみなります。
ラジオ体操と部屋歩きで改善した事例をお話ししましたが、なぜでしょうか?
痛みによる恐怖が姿勢を無意識で変えます。
痛くないようにしようとするあまりお尻を突き出して前かがみなります。
今回のコメント頂いた方ももしかしたら痛みではなく動かない!というイメージが同じような姿勢をさせているかもしれません。
ラジオ体操でも日々やっていってこれが痛かったけど痛くなくなってきたという自信が体の逃避行動を変えます!。
でも前かがみでないと歩けないのをなおすのを私自身も大変だったので覚悟してやって(簡単ではない)頂ければと思います。
高齢者でも片麻痺の方でも大変でも前かがみじゃなく歩きたい!という方はくまさんの整骨院にご相談ください。
くまさんの整骨院で片麻痺のリハビリしたいよっていう方は下記のラインからご予約ください。
ご質問もLINEから承っていますのでお悩みご相談ください。
【Q&A】動画とブログに関するよくある質問
Q. 発症から1年以上経過していますが、今からでもリハビリの効果はありますか? A. はい、あきらめる必要はありません。 今回の動画に登場された方は、片麻痺歴3年の方や34年の方です。年数が経っていても、体の使い方の癖を修正し、正しい練習を重ねることで、階段昇降や方向転換などの動作に変化が見られました。「もう遅い」と思わずに、まずはご相談ください。
Q. 装具なしで歩こうとすると、どうしても足が前に出にくいです。 A. 「恐怖心からのけ反り」が原因かもしれません。 動画内の階段練習でもありましたが、装具を外した不安から体がのけ反ってしまうと、重心が後ろに残り、足がスムーズに出なくなります。恐怖心を取り除き、重心を少し前に乗せる練習をすることで、足の運びがスムーズになるケースが多いです。
Q. 「前かがみでないと歩けない」のは、麻痺の後遺症で治らないのでしょうか? A. 麻痺だけが原因ではなく、「癖」や「筋力バランス」が影響している可能性が高いです。 私(くまさん)自身も、直角に曲がるほど前かがみでないと歩けない時期がありました。日常的に柔らかいソファーに座るのをやめる、こまめにお尻のストレッチをする、真っすぐ立つ意識を持つ、といった対策で改善できる場合があります。
Q. 自宅で装具なし歩行の練習をするなら、どんな場所が良いですか? A. マンションのエントランスやベランダなど、「直線」がある場所がおすすめです。 また、動画で紹介したように、安全が確保できるなら「芝生」のような不整地も有効です。バランス感覚が刺激され、その後の平らな道(アスファルトなど)が歩きやすく感じることがあります。
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くまさんの整骨院 院長 金子 太樹
柔道整復師歴21年
自身の歩けなくなった経験を元に、地域医療とリハビリ専門の整骨院として、重症の慢性痛や片麻痺などのリハビリに特化しています。
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